2月の活動報告(担当:モジャ)
2月22日。
第1期バトンデザインの、最後の活動が行われました。
この日は製作物が多いこともあって八王子の古民家を貸し切っていたバトンデザイン。
実は2ヶ月かけて準備してきたイベントがコロナウィルスの影響で延期になってしまったのですが、作り上げてきたものをみんなで完成させる楽しい回になりました。
まずは恒例のチェックイン。
久しぶりに会うメンバーもいたりして、お互いの近況を話しつつ場を暖めます。
(掘りごたつなのが、なんか雰囲気よいですよね~、笑)
そしてここで、1年間の活動の記念にシニアメンバーからジュニアメンバーへ贈り物。
バトンデザインの、名刺が授与されました。
現在メンバーは10名いるのですが、全員の名刺を並べるとバトンデザインのロゴマークが出来上がる名刺。
デザインでつながった仲間で、『またいつか集まろうね』という気持ちが込められています。
肩書きはもちろん、デザイナー。
みんな一年間、本当によくがんばりました!
名刺を受取ったデザイナー達、ホームワークの発表です。
今回のホームワークは、イベントで配る防災にまつわる小さな本、『防災ブック』のデザインと、現地で写真を撮る時に使う顔出しパネルのデザインです。
お休みのメンバーも渾身の作品を事前に託してくれて、イベントの中止が本当に残念でした。
これは裁縫が得意な『はゆ』の作品。
なんともゆる〜い、かわいらしいフェルトのマスコットです。
顔出しパネルは原寸で。
絵の得意な『あんな』と『ゆきひょう』が、それぞれの画材で描いてきてくれました。
『なご』が描いてきてくれたボー菜キャラクターと、お休みだった『ふみ』が仕上げてきた、完成度の高いブックデザイン。
『あんな』も素敵な表紙を描いてきてくれて、それぞれの『らしさ』が発揮されたホームワークとなりました。
ちなみに最年少のデザイナーだった『えみりん』の作った間違い探しがめちゃくちゃ面白くてメンバーで盛り上がりました。
せっかくなので、ここで公開!
間違いは、6つあります。
みなさん分かりましたか?
答えは
消しゴムに書いてある文字がMONOがNONOになっている / 右下にいる人の腕が下がっている
ポテチがボテチになっている / ノートのページの内容 / 水が氷になっている
左上の人がヘルメットをかぶっていない の6個所でした。
なかなか難しい!(笑)
メンバーで、掘り炬燵でワアワア盛り上がる楽しい時間となりました。
発表が終わったら、チームに分かれて本と顔出しパネルの仕上げです。
防災ブックチームは、乾パンを使ったレシピを提案してくれた『はゆ』と、キャラクターデザインや全体の構成を担当した『なご』が中心となって進められます。
『エツ』に前日にホームワークを託してくれた『ふみ』のデザインを原本に、表紙やキャラクターのページをより楽しく仕上げて行きます。
料理が得意な『ざまちゃん』は『なご』とチームに。
カンパンバーグやカンパンのチョコクランチなど、おいしそうなページが次々仕上がりました。
顔出しパネルは『ゆきひょう』と『あんな』が担当。
それぞれ原寸で描いてきたイラストを、パネルに貼って切りだして行きます。
このパネルに貼る作業、美大などの卒業制作でやるのと同じ工程です。
最初は手こずった、カッターでパネルを切る作業も、コツを掴んで早く美しく出来るようになりました。
最初は手伝っていた『モジャ』も、後半は見守るだけの存在に(笑)
ジュニアの飲みこみの早さに、改めて驚くひとコマでした。
この完成した防災ブック、7月に八王子で行われる防災イベントで配布していただけることになりました。
顔出しパネルも、きっと設置していただけると思います。
ジュニア達のがんばりが詰まった作品。
ぜひ7月にご覧いただけたらと思います!
あっと言う間にお昼になり、お散歩がてら裏の土手でランチをすることに。
少し風が強かったけれど梅が咲いていて暖かな、気持ちのよい時間。
『夏にキャンプでもしたいね~』なんて話しつつ、1期の最後の日がお天気でよかったと何度も思いました。
さて午後の作業。
防災ブックも顔出しパネルも完成したところで、みんなで記念のノートを作ることになりました。
バトンデザインではデザインのきっかけに『言葉』を大切にしていて、そこからイメージを膨らますデザインワークです。
まずジュニアデザイナーに、『形』『色』『特徴』『テーマ』について、それぞれ言葉を出してもらいます。
例えば形なら、丸、三角、四角、ハート、お花 etc…
色なら、赤、青、紫、白、黄色 etc…
特徴なら、明るい、面白い、楽しい、長い etc…
テーマなら、春、冬、雨、クリスマス etc…
それを小さな紙に書いてもらい、くじのように引いて出た言葉から連想して表紙をデザインするというかなり難易度の高いデザインワーク。
みんなで『なにが出た?』って盛り上がりつつ、それぞれの言葉が決まります。
ここから個々に、デザインワーク。
色紙や色鉛筆、ペンなどを使って、自身の世界を作って行きます。
掘りごたつチームはキャアキャアと。
(テーブルの上のゴチャつき感がすごい、笑)
一人もくもくと作り込むメンバーも。
約1時間かけて作った表紙、自分の言葉を添えながら発表していきます。
言葉がきっかけで引きだされたデザイン達。
ここにも『らしさ』が光ります。
発表の時間はとても盛り上がって、思いもよらない言葉の組み合わせに面白いデザインが次々と生まれました。
ずらり並んだこのノート。
中身は無地になっています。
白いページにたくさん、自身の想像の世界を広げて欲しいなと願っています。
最後にメンバー同士、名刺交換をして記念撮影を。
1年間、このメンバーで活動できて本当に良かったと思います。
ジュニアメンバーと時間を共にしてきて感じたことは、デザインって人の為のものですが、そこから自分らしさが見える場所なんだなということでした。
自身の世界を自分らしく広げてゆくこと。
深くしてゆくこと。
それがものづくりの世界を広げ、深め、そこから生まれたデザインをバトンのように渡してゆけたら、とても素敵に思います。
バトンデザイン、第1期の活動はこれで終了となります。
第2期は、9月からまた新たに始めたいと考えています。
バトンデザインは、まだまだ続きます。
1年間がんばったジュニアデザイナーに大きな拍手を。
始まりの、とても大切で、きっと難しかった年に、一緒に活動できて本当に嬉しかったです。
またいつか、みんなで集まろう!
1年間、ありがとうございました。
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